ミライの米工房
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「個人の事業」や
「健康で楽しい食卓」の可能性を
広げる米粉

娘さんが1歳のときに、米粉パン教室を自宅で開いた、みやなりちあき先生。それから10年以上、「自宅で米粉パン教室をオープンしたい」という生徒さんのために、米粉のレシピや、米粉事業のノウハウを伝えています。

「家族の健康のために米粉パンをつくりたい」「おうちで米粉パン教室を開きたい」などの声に応えて、米粉レシピや米粉教室の運営を学べる教室を開くのは、みやなりちあき先生です。小麦アレルギーや子どものアトピーで苦しんだ経験から、小麦粉の代替となる米粉の魅力を広めたいと、米粉の専門家や、教室ビジネスコンサルタントなどとして活動しています。

「家族のために頑張って米粉パンをつくる方の一番の味方でいたいですし、教室事業をスタートされる方の後押しをしたいです」と語るみやなりちあき先生に、レシピのこだわりや、事業のコツ、米粉の魅力についてお伺いしました。

米粉にまつわる挑戦を応援する教室

―――宮成先生の手がけているお仕事について教えてください。

まず、米粉のパン教室です。米粉パンや、米粉のお菓子のつくり方をお伝えしています。
さらに、「パン教室を開きたい」という生徒さんたちに向けて、講師になるための教室も開いています。教室を開くためのノウハウや、教室を続けていくための運営ノウハウなど、さまざまな学びを用意しています。

ほかにも企業さまや行政さまからの、米粉料理のレシピ開発や、商品作成などの相談にも応えています。あとは米粉パンの販売や、栽培期間農薬不使用の使いやすい米粉の販売など、米粉にまつわる事業を展開しています。

―――さまざまな事業が展開されています。講師になるための教室では、開業のサポートもされているのですね。

教室を開業する前後のサポートでは、ブログ・SNSの使い方、オンライン・リアル教室の開き方、支払いシステムの登録方法などを学んでいただき、時代と共に変わるニーズに合わせて、一緒にビジネス構築を進めていきます。

オンラインでも受講いただけるので、生徒さんは全国にいらっしゃいます。主婦の方ですとか、おうちで仕事をしてみたい方、また、ご自身や子どもさんがアレルギーやアトピーを持っていて、米粉に魅力を感じた方などが多いですね。

―――例えば、米粉パンづくりを趣味として教室に通い始めたとしても、そこから米粉の魅力を伝える側の講師を目指すこともできるのですね。

そうですね。米粉パンをきっかけに挑戦が生まれています。生徒さんの可能性がひろがっていくのを見られるのも嬉しいです。

「健康」と「楽しい」を兼ね備えるレシピ開発

―――レシピのこだわりについて教えていただけますか?

「健康」と「楽しい」を兼ね備えたレシピです。「ノンオイル」や、「低脂質」、「甘味料を最小限」でも、「家族にも美味しいといってもらえる」ことを目指しています。
教室では、油を使わない、お肌に優しい米粉パンのレシピを教えています。私の子どもがアトピーで、油は炎症や肌荒れの原因になりますので、米粉パンに油を加えることに抵抗があったことから、ノンオイルレシピの研究を始めました。

また、「家族にも美味しいといってもらえる」パンが一番大事だと思っています。家族のことを思って頑張ってつくっても、家族に「米粉パンは美味しくない」というイメージがついてしまっていることに悩んでいる方がいらっしゃいます。でも、それはうまく焼けていないからであって、うまくパンが焼けたらみんな美味しいと言ってくれるはずです。特に、第1印象が悪くなってしまうと、それ以降は食べてくれないんですね。

自分のつくったものを提供して、それを拒否されると、自分が拒否されたような気持ちにもなりがちです。家族のことを思ってつくっている人を孤独にさせない、悲しい思いをしなくていいようなレシピや技術をご提供して、みんなで美味しく食べられることを最終目的にしています。

事業をスタートし、愛されるために大切なこと

―――0から米粉パン教室を開くときに、大切なことは何でしょうか?

まずは「やってみることが大事」と伝えています。すでに生徒さんは、教室で勉強されてきていますので、自信を持って、まずは10名のお客さまを集めて、一生懸命お客さまに伝えてみてくださいと、アドバイスしています。そこからお客さまのご感想をいただくのが、とても大切です。そのお客さまのご感想から評判が広まっていきます。

―――口コミは大事なんですね。

お客さまのご感想が、一番大事だと私は思っています。お客さまを集めるのは大変ですが、私からもサポートしていきます。教室のスタートをサポートするチームメンバーもいるので、生徒さんからは「一緒に切磋琢磨できる仲間がいると、心強い」とお声をいただいています。

―――お客さまにも来ていただいて軌道に乗った後、長く愛されるために大切なのはどのようなことでしょうか?

自分の信念を貫くことですね。お客様は、技術やレシピを習得したいだけでなく、「この先生から習いたい」と思った理由があるはずなんです。ですから、自分の思いを大事にして教室を続けてほしいと思います。そのため、コンセプトはとても大事。自分が長く続けていけるコンセプトを最初の段階で、丁寧につくっていってほしいなと思います。

―――先生のホームページも拝見しましたが、先生が開業に至ったきっかけが、詳しく親近感のある文章で書かれています。自分なりの想いを持つことが大切なのでしょうか?

事業をおこなう者として、コンセプトや信念は大事にしていただきたいですね。そして、それを伝えることで、共感が生まれてお客さまも集まります。

コンセプトや信念を保ち続けることも、なかなか難しいものですが、私自身はSNS投稿をすることで、自分自身でもずっと意識し続けられているのかなと思います。SNSは、自分の事業や自分を知っていただく名刺代わり。生徒さんには、「SNSを見て共感し、習いにきました」という方も多くいらっしゃいます。

夢と可能性を広げる米粉

―――それぞれのご家庭の健康や、米粉事業の可能性を広げている米粉。米粉のおもしろさは、どのようなところだと思われますか。

そうですね、まだまだわからないことがあって、どんどん進化しているところが、面白いですね。終わりがまだまだ見えないジャンルで、研究も進んでいます。

そんな米粉という楽しい可能性を秘めるものに、教室を通して、みなさんに出会っていただけるチャンスをつくりだしたいですね。米粉パンづくりや、自身の米粉教室に挑戦することは、新しい価値観や気づきの発見につながり、みなさんの未来を開いていくと思います。

―――今後、先生が挑戦したいことはありますか?

もっと米粉が身近で、当たり前の存在になっていく活動をしていきたいと思います。例えば、小麦アレルギーの方は、外食に行っても普通のパンを食べられないので、パン抜きの食事になることがあります。飲食店の方に簡単に選んでいただけるような米粉パンをご提供できれば、アレルギーの方ももっと楽しめると思うんです。

また、子どもたちを見ているとアレルギーの子がとても多いんですね。それでも将来の夢で、パン屋さんやケーキ屋さんになりたいと話す子もいます。アレルギーがあるとその夢を叶えるのは、現状ではなかなか難しいのかなと感じています。将来的には、アレルギーがある子でも、パン屋さんやケーキ屋さんになる夢を抱ける専門学校をつくるのが目標です。子供たちの夢が広がることを願っています。